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北足立郡伊奈町寿3-132-2

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2010年9月20日

インプラントが成功しやすい条件について(2)

インプラントが成功しやすい条件の2つ目は歯周病にかかりにくい体質の人であることです。多かれ少なかれ40代、50代になってくると歯茎が下がってきて歯と歯の間にすき間があいてきます。しかしその時骨がどれくらい下がって来るかが問題です。あまり骨に影響がおよんでいない人がいます。こういう人は歯周病菌に遺伝的に強いタイプです。それに対して骨がかなり失われて歯にぐらつきがみられる人は歯周病菌に弱いタイプなのですぐに歯周病の治療をしたほうが良いです。できるだけ骨がなくなる前に治療を始めたほうが良いです。若いうちにきっちり歯周病の治療をして、そのあとは3-6ヶ月の定期検診をうけると良い状態を続けられます。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 11:06 PM


2010年9月19日

インプラントが成功しやすい条件について(1)

インプラントが成功しやすい条件はいくつかあります。一つは骨が十分にあるということです。上の顎の場合1番目、2番目、3番目までは鼻くうまでの距離がもともとあるのでまず問題ありません。4番目のインプラントをいれる場合も普通はまず問題がないことが多いですが、一応CTのデータをパソコンで分析して上顎洞との距離を把握する必要があります。5番目、6番目、7番目のインプラントをいれる場合は絶対にCTのデータをパソコンで分析することが必要です。骨が少なく上顎洞までの距離が近いと、骨を作るか、インプラントの方向を傾けるか、又はインプラントを入れるのをあきらめるか。どれかを選ばなくてはなりません。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 9:47 AM


2010年9月18日

歯周病の治療の副作用について

歯周病にかかっても今は治療法が進み、よく治ります。歯周病にかかり、歯周炎になると炎症がおきているわけですから、腫れています。歯周病が治ってくると、歯周炎が治ってくるわけですから、腫れはひいてきます。つまり歯肉の腫れがひいて歯肉が引き締まり歯肉が下がります。その結果歯と歯の間に食べ物が詰まりやすくなります。歯周病の治療が進むと物が前より詰まるようになったといわれることがあります。これは不可抗力の治療の副作用なのです。もともと今の物のつまりやすいところまで歯周病で骨が溶けてしまっていたのです。もし何もしないで腫れたままでいたら、更に骨が溶けて歯がぐらぐらしてきます。よって多少ものは詰まりやすくなるかもしれませんが、歯の周りがしっかりしてきて自分の歯で一生噛めることになるので大目にみてもらいたいと思います。

Filed under: 診療日誌 — admin @ 11:08 PM


2010年9月17日

麻酔注射について

ふつうの歯科医院で使う麻酔は浸潤麻酔というものです。麻酔をかけたい場所に注射をうって、時間の経過とともにだんだん浸透していくのを待ちます。この方法の良い点は患者さんの意識があるということです。麻酔のかかっている所はマヒしていますが、他のところは正常な感覚です。この方法の欠点は炎症がひろがって、痛みがひどくなるとその場所が酸性に傾き、浸潤麻酔が効かなくなって来ることです。よって我慢できなくなるほど、またはどこが痛いかわからなくなるほど炎症がひどくなってから歯科医院に来ても、麻酔が効きにくいということです。少しおかしいなとか、少し痛みがある時に来院されることをお薦めします。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 10:50 PM


2010年9月16日

前歯や奥歯の神経や血管の入っている根菅の治療について

1番目、2番目、3番目までの上下の前歯は神経や血管が入っている根菅がふつう一つです。丹念にきれいにすれば確実に治ります。下の4番目、5番目の歯も根菅がふつう一つです。上の4番目の歯はふつう二つです。5番目の歯は一つが多いですが二つのときもあります。6番目の歯はふつう3つですが4つもあります。7番目の歯はふつう二つか3つですが、一つまたは4つのときがあります。このように前歯よりも奥歯のほうが根菅の数が多いので、根菅の入り口をみつけるだけでも時間がかかり治療回数と費用がかかってしまいます。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 1:07 PM


2010年9月15日

歯の磨耗が激しい人について

50歳以上で非常に歯が磨り減っている人がおられます。男の人が多いですが、別に歯ぎしりがひどい人ばかりではありません。原因は酸っぱいものが好きなことが多いです。レモンなどの柑橘類が好きでしょっちゅう食べるというものです。歯が酸にいつもさらされていると、歯の表面の非常に硬いエナメル質が溶けてしまいます。一番硬い一番外にあるエナメル質が溶けてしまうと、二番目にある象牙質はエナメル質より柔らかいので、更に簡単に溶けてしまいます。歯が簡単にすりへってしまい、歯がしみるようになったり、ひびが入ってきたりします。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 11:05 PM


2010年9月14日

歯並びが悪くなる原因の一つについて

歯並びが悪くなる原因の一つに歯列の狭さくがあります。歯列がV字形をしていたり、片側又は両側の奥歯が内側に倒れこんでいたり、片側又は両側の歯列の途中がへこんだりしていることがあります。これらの原因は(1)片側または両側で頬づえをついている。(2)鼻ではなく口で呼吸する事が多い。対策としては口で呼吸するのではなくて、鼻で呼吸してくちを閉じるによって舌によって歯列をひろげる。方杖をつくことをできるだけ低学年でやめて、顎の正常な成長に戻す。これらによって歯並びの悪化が防げます。

Filed under: 診療日誌 — admin @ 10:16 PM


2010年9月13日

歯の先天的欠損について

歯の歯胚がうまくできなくて、永久歯が何本かないことがあります。特に多いのは下の2番目と5番目です。上の2番目がないことも多いです。こういう場合歯がないからといって、必ずしも矯正しなければならないことはありません。むしろ場合によっては歯が大きかったり、顎と歯の大きさのバランスがとれなくて、抜歯しないとうまく歯が並ばない場合があります。こういう場合なら歯が2本ぐらいなくても、もともと歯を2本ぐらい抜かないときれいに歯がならばなかったので、逆に歯ならびが良くなったりします。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 10:20 PM


2010年9月12日

矯正はする必要があるのかについて

別に矯正などする必要はないのではないかという意見をお持ちの人もおられるのではないかと思います。八重歯になっても何か支障があるのか。という質問に対してはこう答えられます。3番目の歯の犬歯が少々外へ出ていて八重歯になっても、見た目をそんなに気にしなければ問題はないのではないかと思っておられるならそんなことはありません。3番目の犬歯は根が他の歯より長く、前歯と奥歯の間にあり、横や前に下の顎が動く時に他の歯の負担を助けているのです。3番目の犬歯があたってない影響で顎の関節が痛くなったり、歯周病になった時に他の歯がぐらつき易くなります。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 9:21 AM


2010年9月11日

高血圧について

たとえば収縮期血圧が200mmHg以上、拡張期血圧が120mmHgあった場合、WHOによる血圧分類表(1999年)では重症より上の緊急症になっています。つまりこんな状態では抜歯などの処置はできないということです。正常血圧というのは収縮期血圧130mmHg以下、拡張期血圧85mmHg以下をいいます。高血圧の人が内科でこの正常血圧にコントロールされていれば抜歯は楽で、出血を簡単に止められます。ところが内科から高血圧の薬が出ているのに、飲むのを忘れて抜歯に来たりすると、歯を抜いた後、出血がなかなか止まらないことになります。高血圧の人は内科で十分コントロールしてもらってから、歯科を受診してください。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 10:28 PM