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■ 新患随時受付
■ 各種保険を取り扱っております。
■ 保険以外の自由診療については治療内容をご説明し、ご相談申し上げます。

住所

北足立郡伊奈町寿3-132-2

TEL

048-728-5323

アクセス

埼玉新都市交通(シャトル)
羽貫駅下車徒歩3分


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各種健康保険取扱い/予約制・初診・急患随時受付

診療方針

治療の方針

「痛くない治療」「できるだけ歯を削らない・抜かない治療」「過剰な治療はしない」
これらのことを、患者様にお口の状態と治療方法の説明をしっかり行い、理解と同意が得られた上で保険治療を中心として治療を進めていきます。
治療方法などが複数ある場合は、患者様と相談しながらご希望にあった治療方法を決めます。

ほとんどの症例は、手間を惜しまず基本を守ってキチンと治療をすれば治ります。 
一番大事なことは、最先端の機械や材料を使うことではなく、患者様の立場になって、
「最小限の治療で最大の効果」が得られるよう、基本を忠実に守り、きちんとした丁寧な治療を行うことだと考えております。

医院の方針

服部歯科医院院長の服部行孝です。
出身大学は東京医科歯科大学歯学部です。
日本インプラント学会会員です。
私の歯科医院の治療方針は、できるだけ患者さんの希望に沿って治療する事です。
例えば、かなりグラグラする歯でも「なんとか残して欲しい。」と言う希望があれば、あらゆる角度から診査して、その希望に沿える様にすると言う事です。
歯の周りの骨が全くなければ、無理ですが、ある程度骨があれば、歯周病の治療をして、その傍で隣の歯をつないで残せないか考えます。
また、歯肉に埋もれている抜歯かもしれない根が短い歯でも、「抜かないで欲しい。」と言われたら、なんとか残す方法を考えます。
患者さんの希望通りできるのか、少し修正する必要があるのか、それとも大幅な修正が必要なのか、しっかり診査、診断して説明し、患者さんと十分調整して納得されてから治療に入る様にしています。

費用の点では患者さんからの御申し出が無ければ保険診療を行っています。
患者さんが保険でも保険外でも良いから、最も良い治療をして欲しいとおっしゃれば、その歯が保険より保険外治療を行った方が、高い費用を払っていただいても利益があると判断すれば説明します。
逆に保険外治療を希望された場合でも、その歯の治療に不安要素が多くあったりして、先になってあまり持たないかもしれない場合は、その旨を申し上げます。
要するに保険診療であろうが、保険外診療であろうが、「治療して良かった。」と言う患者さんの満足を目的として治療しています。
1986年12月に開院してから20年以上になります。月刊の歯科専門書を3~4冊毎月買って勉強し(今も読んでいます。)時々歯科講習会に行ったりしていましたが、2006年9月から東京の歯科勉強会に入って、毎月勉強しています。
歯科も機械や薬、手術方法などが大きく変わって来たと感じたので、勉強会に入り毎月歯科講習会を受ける事にしました。
2006年9月から2009年8月までの3年間に最新の歯科治療、知識を集中的にマスターする為に約70回の歯科講習会に行きました。
2009年9月以降も1年に15~25回ぐらいのペースでいろいろな歯科講習会に行っています。
患者さんが満足され、患者さんの利益になる様に、最新の歯科技術、知識が提供できればと思っております。
歯周病について:
2009年12月現在、40才以上の方の歯を失う第1の原因はムシ歯ではなく、歯周病です。1本の歯を失っただけでも大変悲しい事ですが、重症の歯周病になると多くの歯がグラグラして来ます。
それに対して基本を守り最新の治療をすると多くの歯が残せる様になって来ました。
骨が全く無くなった歯はダメですが、骨がある程度あれば、かなりしっかりさせる事ができる様になって来ました。

歯周病とは

歯周病は歯肉炎と歯周炎の2つに分けられます。
骨に炎症がおよんでいないのが歯肉炎で20才以下の人は大体歯肉炎です。ただし若くても骨が減っている人は若年性歯周炎です。
40歳以上の方は慢性歯周炎の人が多く、口腔内のどこかに骨の減っている所がある事が多いです。骨が減っていれば歯周炎です。

歯周病の原因

歯周病は歯のまわりが細菌によって感染する事によって起こります。
歯みがきがしっかりされていない口の中によくある白いネバネバした物をプラーク(歯垢)と言います。プラークは歯周病の原因の細菌の塊です。
歯周病の最初は歯の一番下あたりの周りにプラークがついて起こります。
プラークが付くとプラークは細菌の塊ですから、歯周病を引き起こす細菌の毒素に反応して歯肉が腫れます。歯みがきの時に歯ブラシがその腫れた歯肉にふれると出血します。それが歯肉炎です。
20才以下だと免疫力も応勢で、歯の周りの骨も欠けて無いので、歯のまわりをよく磨けば2週間ぐらいで治ってしまいます。
しかし、20才以上、特に40歳以上になりますとタバコをすう人も多くなり、免疫力も少し落ちて来るので歯周炎になっている人が多いです。
たいていの場合、歯のまわりに歯石がついています。歯石は歯の表面についた細菌の塊です。歯石があると歯石の表面はザラザラしているので、プラークがつきやすく、歯のまわりの細菌の汚れが歯肉の下までおよんで来て、骨が溶けて来ます。そうすると歯みがきだけでは、歯のまわりの下の方の細菌の汚れは取れません。

歯周病の治療法

歯肉炎は歯科医師又は歯科衛生士に細菌の塊のプラークや歯肉の上に見える歯石を取ってもらいます。そしてプラークや歯石のついている所を教えてもらい、歯ブラシで指導された所を磨けば治ってしまいます。
これに対して歯周炎は簡単ではありません。痛みや腫れがあればまず、薬で痛みや腫れを止めます。そして歯周病の検査をします。どこの場所がまだ腫れているのか、どこの場所の骨がなくなっているのか、さわって出血する所はどこかなどを調べます。
これを歯周ポケットをはかると言います。
歯周ポケット検査は歯のまわりに細い器具(プローブと言います。)を通常4ヶ所以上入れてその深さを測ります。
出血がなく、歯周ポケットが1~3mmの所は正常です。
出血がある場合は歯肉炎の治療と同じで良いと思います。
歯周ポケットが4mm以上の場合は歯周炎の治療が必要となります。
歯周ポケットが6mm以上の場合はいつ腫れてもおかしくないし、骨が一度に失われる危険性が大きいです。
歯周ポケットが4mm以下の場合は薬を使わないで治療する事が多いです。
歯周ポケットが5mm以上の場合は歯肉のどこかが腫れていたり、うみが出ている事がありますから、薬を使う事が多いです。

歯周病治療の特殊性

ムシ歯の治療では詰めたり冠をかぶせたら歯のない所にブリッジをしたり、義歯を作る事は歯科医院の側のみの治療です。
歯周病の治療は患者さんと歯科医師、歯科衛生士が、情報を共有し、お互いに協力して行わなければなりません。
つまり、歯科医師、歯科衛生士が、歯周病検査の結果わかった歯周ポケットの深い所をわかっているだけではダメで、患者さんも自分のどの歯のどこに問題があるかを理解していなければならないと言う事です。
なぜなら歯のまわりの細菌の汚れ(プラーク)は歯科医師、歯科衛生士も来院された時は取りますが、来院されない日は患者さんが歯ブラシで取らなければならないからです。
そうしないといくら歯科医師、歯科衛生士が歯のまわりのポケットの浅い所から深い所まで細菌の塊のプラークや歯石を取っても、すぐに細菌が発生して元に戻ります。
患者さんがポケットの浅い所をキレイにし、歯科医師、歯科衛生士が深い所をキレイにする事によって、歯のまわりの歯肉の状態が良くなり、全体に歯周ポケットが浅くなって来ます。
歯周ポケットが浅くなり、歯のまわりのザラザラした歯石がなくなる事によって歯の表面がなめらかになり、細菌の発生している所が減る事によって歯がしっかりして来ます。
ここまで来ると歯のまわりが急に腫れて骨がなくなる危険性が下がります。
つまり一生含めて自分の歯をほとんど失わずに済む可能性が高くなると言う事です。
家族・親戚・などに「歯ぐきから出血する。」「歯ぐきが時々腫れる。」「歯のまわりから膿が出る。」などの症状のある人がおられましたら、一刻も治療された方が良いと思います。
また、「歯石を取って欲しい。」「口臭がする。」「歯周病になっていないか調べて欲しい。」などの主訴のある人も歯周病の検査をする事によって、自分の口腔内の健康状態がわかるので大変良い事だと思います。
歯の本数が少なくなる程、歯のまわりの骨が少なくなる程、1本の歯の受ける力が強くなるので歯周病の治療が困難になって来ます。
歯周病が気になる様でしたら、すぐに御来院下さい。お待ちしています。