たとえば収縮期血圧が200mmHg以上、拡張期血圧が120mmHgあった場合、WHOによる血圧分類表(1999年)では重症より上の緊急症になっています。つまりこんな状態では抜歯などの処置はできないということです。正常血圧というのは収縮期血圧130mmHg以下、拡張期血圧85mmHg以下をいいます。高血圧の人が内科でこの正常血圧にコントロールされていれば抜歯は楽で、出血を簡単に止められます。ところが内科から高血圧の薬が出ているのに、飲むのを忘れて抜歯に来たりすると、歯を抜いた後、出血がなかなか止まらないことになります。高血圧の人は内科で十分コントロールしてもらってから、歯科を受診してください。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院