残念なことに、歯を失ってしまった場合その部分を治療するのにインプラントを入れるという方法があります。インプラントの良い点はどこにあるのでしょう。(1)今ある他の歯はそのままにして無くなった歯の所だけの治療で済む。(2)骨の中に入れるので歯の数が増える様な物なので、他の歯の負担が減り他の歯の寿命を長くする事になる。(3)歯肉の上に乗っかっている義歯と違い、骨の中に直接入っているので天然の歯と同様によく噛める。(4)骨と歯肉が十分あるなら審美的にも美しく仕上げることができる。以上の様に利点はいろいろあります。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
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2010年9月2日
インプラントを入れる意味について
2010年9月1日
白いプラスチックの詰め物について
保険診療でも白いプラスチックの詰め物を使うことは認められています。どういう場合が適しているのでしょうか。白い色のいろいろな段階、傾向を選べるプラスチックは前歯の治療には最適です。、奥歯であっても、歯の端が少しかけているぐらいなら、歯の真ん中がわりと大きく欠けていても詰めることはできます。逆に奥歯で真ん中は少ししか欠けてはいないが、端が大きくかけていると、詰めても端の部分がわれてしまうことがあります。こういう場合は金属の方が向いています。強い力のかかる所は金属で、あまり力のかからない所はプラスチックが原則だと思います。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
2010年8月31日
歯並びを治すための拡大について(2)
6歳-8歳頃の拡大は3歳ー5歳頃の拡大にくらべれば骨のやわらかさは劣るし、乳歯歯根を移動させることによる後継永久歯の連帯移動も3歳ー5歳頃の拡大にくらべれば、幾分効果は少ないところがありますが、まだ十分に連帯移動を行うことができます。乳歯を積極的に動かして乳歯の3番目4番目5番目の歯を側方へ拡大することによって、歯槽骨を変形させ、永久歯の崩出方向に変化を与えることができます。ただし第一大臼歯の遠心移動は崩出開始後できるだけ早いほうがよいです。顎骨内で第2大臼歯の形成が進んでくると、未放出第2大臼歯が遠心に接触し、第一大臼歯の遠心移動が不利になるからです。
2010年8月30日
歯並びを治すための拡大について(1)
歯並びを良くするために歯列を広げる事があります。歯列(歯のアーチ)が広がればガタガタしていた歯並びが良くなります。しかし何歳になっても効果的に広げられるかというとそうはいきません。最も拡大しやすいのは3歳ー5歳の頃です。骨がやわらかく、乳歯を移動すると乳歯に下にある永久歯もいっしょに移動していきます。ただし永久歯が全部生え変わるまで7-8年かかるのでその間どうするかと言う問題が残ります。
2010年8月29日
インプラントとCTについて
インプラントを骨の中に入れるのは口腔外科の手術の一つだと思います。ただふつうの口腔外科手術は問題の所を外へ取り出すことがほとんどです。たとえば歯を抜く、腫瘍を摘出するなどです。インプラントは問題のあるところを骨の中から取るのではなくて、逆にインプラントを骨の中に入れるということです。つまり入れる場所をどこにするか、どういう方向に入れるか、どれぐらいの深さまでいれるかなど事前に分析する必要があるということです。その為にはCTを撮り、パソコンで分析することが必要だと思います。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
2010年8月28日
深くまで穴の開いている虫歯について
正直なところ、神経や血管にいまにも到達しそうな深い虫歯の治療をするとき、もっと早くきてくれれば簡単に治せたのにと思ってしまいます。虫歯が浅ければ麻酔も必要ないし、冷たいものにしみていても1-2週間もすれば(場合によってはその日のうちに)症状が消えてしまいます。ところが虫歯が深いと神経や血管が細菌に汚染されている事が多く、症状が消えるのに3-6ヵ月(場合によっては1年近く)かかります。あまり何回も痛みがあった場合は神経や血管を処置せざるをえなくなります。そうなると治療回数はかかりかつ治療費もかかります。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
2010年8月27日
親知らず(8番目の歯)の抜歯について
親知らず(智歯)の抜歯はどの歯科医も簡単に抜ける場合から非常に慎重に抜歯計画を立てても時間がかかる場合までいろいろです。一つの理由はそれは親知らずが最後に生えてくるからです。親知らずが出る場所が最初からあれば他の歯と同じ様に頭が出てきます。しかし出る場所が狭いと少ししか頭が出る事ができません。まったく出る場所がないと斜めか水平のまま骨の中に埋もれたままになります。もう一つの理由は根っこが極端に曲がっている事が多い事です。それも曲がった根が1本だけでなく4本あるものまであります。こうなると抜くのに非常に神経を使いかつ時間がかかります。
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2010年8月26日
歯周病菌に弱いタイプの人について
遺伝的に歯周病菌に弱いタイプの人がいることは事実です。しかしそういう人は大体35歳から40歳ぐらいには歯が少しぐらついてきたとか何らかの兆候があるはずです。その時にすぐに歯周病の治療をはじめて、骨が溶けるのを防げば、歯周病菌に強いタイプの人と同様に歯を残す事ができます。要するに一度歯周病の治療をきちんとして、その後で3-6ヶ月の定期健診を続ければ良いのです。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
2010年8月25日
歯周病に強いタイプと弱いタイプについて
日常診療をおこなっているとほとんど同じ年令なの片方の患者さんは全体に歯がかなりぐらぐらしている。もう一方の患者さんはせいぜい2-3本歯が少しぐらついているぐらい。どちらも歯のまわりがかなり汚れている。こういう対照的な症例を経験します。この差はどこから来るのでしょうか。これは遺伝的に歯周病菌に強いタイプか弱いタイプによる差だと思います。では歯周病菌に弱いタイプの人はどうすれば良いのでしょうか。歯周病菌に弱いタイプでも、口の中に歯周病菌が少なければ歯周病になりにくくなるわけです。つまり定期的に歯周病菌が少なくなるか、一時的に歯周病菌がほとんどなくなるように治療すれば良いわけです。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
2010年8月24日
上顎前歯前突について
上の真ん中の歯が出ているだけでなく、上の顎全体が前に出ている場合、3つのパターンが考えられます。(1)上顎前突型、(2)下顎 後退型、(3)上下中間型です。一般的なイメージとしては、出っ歯の場合上の顎が出ているからそうなっているのだろうと思われがちですが、実際レントゲンを横からあてて分析すると以外にもそうではありません。根津先生、永田先生が上顎前突患者100例を診査したところ、(1)7%、(2)73%、(3)15%です。つまり下顎が引っ込んでいるのが73%で、上顎が出ているのが7%、その中間が15%、その他5%という事です。以外にも下顎の後退している症例が日本人には多いのです。
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