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北足立郡伊奈町寿3-132-2

TEL

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2010年10月11日

インプラントと義歯の違い(8)

インプラントのもう1つの弱点はインプラントがふつうの歯よりも歯周病菌に弱いということです。たとえば歯周病がかなり進み、グラグラした歯が増えた状態でしっかりしたインプラントを入れることは力の関係からは大変に良いことだと思います。しかしこの方はグラグラした歯が多いところから推察すると、歯周病菌に弱いタイプの可能性が高いです。この場合しっかりした歯周病対策をせずにインプラントを入れると、2-3年もしないうちにインプラントの周りが腫れてきて、せっかくいれたインプラントでかむと痛くて噛めなくなることになりかねません。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 9:24 AM


2010年10月10日

インプラントと義歯の違い(7)

インプラントの強みは高さをしっかり保てることです。何度も書いている事ですが、義歯でも歯と歯の間にあって両方の歯にしっかり針金がかかっている場合は沈下はしませんが(そのかわりに両方の歯にかなり負担がかかりますが)、片側のうしろの歯がない場合は義歯は沈下します。そのため上顎の左側には歯はあるが、左側の下には歯がなく、また下顎の右側には歯があるが、右側の上には歯がない場合、かみ合わせはすれちがってしまいます。このばあい義歯をいれても上と下の義歯が沈下するのでその結果義歯が回転してかみ合わせが落ち着きません。これが義歯の泣き所です。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 10:47 PM


2010年10月9日

インプラントと義歯の違い(6)

インプラントが義歯より有利な点は、きちんとしたインプラントは動かないということです。上顎の歯は左側だけ残っていて、下顎の歯は右側だけ残っているとします。この場合上顎と下顎で物を噛もうとしても上顎の歯と下顎の歯がすれ違ってしまいます。インプラントを左下に入れると上顎には歯があるわけですから、左側で噛めるようになります。またインプラントを右上に入れる、と右下には歯があるわけですから右でも噛めるようになります。義歯のように沈下することがないので、非常によくかめます。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 9:32 PM


2010年10月8日

インプラントと義歯の違い(5)

義歯の泣き所は1つはたとえば4番目5番目6番目7番目の歯が連続でない場合、2ー3年もたつと義歯が歯肉にめり込んで来てまた骨が少しやせてきて、少し高さが低くなることです。義歯自体が骨に直接入っているのではなく、骨の上にある歯肉の上にのっかっている結果こうなります。インプラントの場合は骨の中にしっかり入っているので義歯のように沈下することはありません。むしろ普通の歯は歯のまわりに歯根膜というクッションがあり、力が加わると義歯ほどではありませんが少し沈下します。よってインプラントは普通の歯より歯根膜沈下分だけあたりを弱くしておかなければなりません。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 10:29 PM


2010年10月7日

インプラントと義歯の違い(4)

義歯の良い点は手術をする必要がないだけでなく、あらゆるケースに対応できることです。1本歯がなくなったケースから全部がなくなった総義歯を作らなければならない場合まで型をとりさえすれば作る事ができる事です。義歯には歯の部分以外に歯肉の部分があり歯て抜けてしまった後、骨がやせてしまったところを補う事ができます。歯と歯をつなぐブリッジの場合の様に隣の歯を削る必要がありません。はずすことができるので歯のまわりの清掃がやりやすいです。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 10:53 AM


2010年10月6日

インプラントと義歯の違い(3)

インプラントの弱点は何本も歯周病などで広い範囲の骨がかなりなくなった場合、反対側の歯とかなり距離があると義歯のように歯肉の部分がないので、インプラントとインプラントの間があきすぎて、事実上インプラントとインプラントの上に歯肉と歯がついた上部構造をインプラントにネジで留めることになります。インプラントの上に義歯がネジで留まっているようなものですから手間もかかりますし、費用もできあがるまでの時間もかかります。ただ固定式なのでしっかり噛めます。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 10:51 PM


2010年10月5日

インプラントと義歯の違い(2)

インプラントは歯を口の中に植えたようになるので歯が比較的そろっている場合非常に快適になります。つまり歯の欠けているところに歯が出てきたようになるということです。インプラントが長持ちしやすい条件はこのように歯が比較的そろっている時です。インプラントに負担過重にならずに横の力のゆさぶりも、前歯がそろっていることによって力を前歯がガイドしながら分散させてインプラントを守ります。歯がほとんどない時もインプラントは可能ですが十分な治療計画が必要です。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 9:50 PM


2010年10月4日

インプラントと義歯の違い(1)

インプラントは骨の中に入れるものです。それに対して義歯は粘膜の上にのせるものです。インプラントを入れるには手術が必要です。それに対して義歯を作るために手術は必要ではありません。インプラントはほとんどふつうの歯冠や歯根の形をしていますが、義歯は歯の形の部分とその歯を取り囲む歯肉の部分からできています。つまりインプラントより大きくなってしまうということです。この義歯床といわれる部分が義歯の最大の弱点です。歯肉粘膜を義歯床でおおってしまうと、食べ物の温度わかりにくくなります。よって味覚も落ちる事になります。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 9:36 PM


2010年10月3日

歯ならびを良くするには

高校生で上顎と下顎の3番目の歯が外に出ているいわゆる八重歯になっている人の歯並びをよく見てみると2つのことに気づくことが多いです。1つは歯列のアーチが狭まっている感じがあることです。小学生や中学生の頃に頬杖をつく癖があったり、鼻の通りが悪くてて口が開き気味で、口で主に呼吸していたのかもしれません。頬杖をつく癖があるとほっぺたの横から強い力が加わるわけですから、歯列は中に入り込む形になります。ゆったりとしたU字形が理想なのですが、V字形か、ひどい場合はS字形になって内側に歯が入りこんできます。もう1つは歯ならびの良い人に比べて歯が標準より大きい感じがすることです。

Filed under: 診療日誌 — admin @ 11:58 AM


2010年10月2日

歯科麻酔について

痛みを感じさせないで治療するには麻酔注射をするしかありません。ふつうの痛みではまず麻酔が効かないことはありません。しかし何度も痛みがあってそれを我慢しつづけていると麻酔が効かなくなってきます。なぜなら歯科の外来で使う麻酔は浸潤麻酔だからです。外科の手術室の麻酔は通常全身麻酔です。患者さんの意識のない状態で手術をします。浸潤麻酔は患者さんの意識はもちろんあります。この場合歯科治療をやる部分の患者さんの意識をにぶらせるだけなのです。よってあまり強い痛みが続いたり、患部の炎症がひどいと浸潤麻酔は効きが悪くなります。

埼玉県 伊奈町 服部歯科医院

Filed under: 診療日誌 — admin @ 9:01 PM