今でもだんだん歯の周りの状態が悪くなって、歯はぐらぐらして抜けていくものだ、と思っている人がおられるみたいです。確かに20才を過ぎると歯茎は1年に平均0・2ミリ下がります。ということは10年で2ミリ下がるということです。普通の人でしかし糖尿病にかかっておられる人はもっと下がる可能性があります。糖尿病になると細菌にかかりやすくなります。3-6ヶ月の定期健診を受けて、細菌のよごれをとっていれば、歯茎や歯の周りの骨が溶ける危険が下がります。しかし糖尿病にかかっているのに、歯科の定期的なクリーニングを受けずに、たまに腫れるときだけ歯科で薬のみもらっていると、いつのまにか歯の周りの骨が溶けてしまう事があります。そうなると抜歯になる可能性が高くなります。きちんと定期的な歯のよごれの除去をしていればそう簡単に歯は抜けるものではありません。
各種健康保険取扱い/予約制・初診・急患随時受付
2010年9月10日
糖尿病にかかっておられる人へ
2010年9月9日
反対咬合について
何回か書いてきた様に3歳児検診で反対咬合といわれたらどうしたら良いか。反対咬合というのは本来なら上の顎の歯が外にあって、下の歯が内側にあるべきものが、上の顎の歯が内側にあって下顎の歯が外側にある為に、前に成長しようとする上の顎の成長を下の顎の歯が押さえてしまいます。よって最も良い治療法はまず3-5歳の乳歯だけの時に簡単な矯正装置で治してしまい、できるだけ正常な状態がそのまま続くように注意深く観察していきます。永久歯に代わっていく時に正常なままならokです。もしまた下の歯が外に出てきたなら、もう一度簡単な装置で治します。費用は少し多くかかりますがきれいに治ります。
2010年9月8日
3歳児歯科検診について(3)
3歳児歯科検診で交叉咬合といわれたら、4-5歳でも良いですからはやく矯正装置を入れて、交叉咬合を正常な咬合に治したほうがよいです。というのは交叉咬合は上の歯並びと下の歯並びがクロスしていて、反対咬合のように5-7歳ぐらいの時に自然にうまく永久歯に生え代わることが期待できないからです。そのまま放置しておくとますますひどくなり、顔の左と右が非対称になります。やれるのならできるだけ早い段階にさっと矯正してしまう事をおすすめします。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
2010年9月7日
3歳児歯科検診について(2)
反対咬合といわれた場合どうしたらよいか。私個人の意見としては乳歯の段階で治しておいた方が安心できます。、費用が4万円2千円です。5-6歳の時うまく生え代わって正常なかみ合わせに戻る場合もありますが、注意深く生え代わりをコントロールしないとまた反対咬合になる可能性が高いです。一度永久歯の前歯が反対咬合になったら矯正装置を入れないと自然には治りません。その時は最低でも10万円ぐらいかかります。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
2010年9月6日
3歳児歯科検診について
3歳児検診で何がわかるのでしょうか。虫歯があるかどうかはわかります。ふつう3歳で虫歯になっているお子さんは少ないです。やはり子供が少なくなり、お母さんが子供の歯に気をつけて、歯みがきしてあげたり、甘いものを控えたり、フッソ塗布に行ったりしておられるのだと思います。虫歯の問題がクリアーできているのなら、次は歯ならびの問題です。これは遺伝的な問題とからんでいるので、簡単に答えられないのですが、前歯でも、奥歯でもよくかんで食べることはよいことだと思います。使うものは発達し、使わないものは発達しにくくなります。顎が十分に発達して多少大きな歯でもならべば理想的な展開になります。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
2010年9月5日
歯のひびについて
50代以上の人でその歯痛みがあるという場合、レントゲンを撮ってもそう問題がないのにという場合があります。しかし症状があるという事は何か原因があるということです。その場合その歯をよーく見ると細いひびが入っていることがあります。いくら細いひびにみえても細菌の大きさからするとものすごく大きなすきまになります。またそのひびがかなり長いものであるなら歯がほとんど割れている可能性があります。年齢がいくと歯の水分が減り知らないうちに歯が割れていることがあるのです。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
2010年9月4日
歯周病の治療にマイナスとなるものについて
(1)糖尿病ー糖尿病にかかると細菌に感染しやすくなります。当然歯周病菌にもかかりやすくなります。歯周病を治したいなら、糖尿病を内科で良い状態にしてもらわなければなりません。逆に歯周病が良くなれば、糖尿病の治療にも良い結果が出ます。
(2)たばこー長年たばこを吸っていると末梢の血管がダメになってしまい、歯周病に有効な薬を使っても末端まで十分に薬が到達しないので、歯周病が治りにくくなります。またニコチンやタールが歯の表面についていて、唾液による殺菌作用が効きにくくなります。たばこをやめれば歯周病が治りやすくなります。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
2010年9月3日
インプラント治療が向いている人について。
(1)歯周病で歯を抜いたことがない。(2)全部歯がそろっていたが、たまたま1本だけ折れて抜く事になってしまった。(3)下顎の両側または片側の大きい奥歯が2本無くてかみにくい。(4)タバコは吸ったことがない。(5)タバコをやめてから10年以上になる。(6)3ヶ月ー6ヶ月に1回の定期健診を必ずうけるつもりである。(7)歯ぎしりはない。(8)糖尿病にかかっていない。(9)骨粗そう症ではない。(10)心臓は問題ないので血液をさらさらにする薬はのんでいない。(11)血圧はふつうで極端に高くない。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
2010年9月2日
インプラントを入れる意味について
残念なことに、歯を失ってしまった場合その部分を治療するのにインプラントを入れるという方法があります。インプラントの良い点はどこにあるのでしょう。(1)今ある他の歯はそのままにして無くなった歯の所だけの治療で済む。(2)骨の中に入れるので歯の数が増える様な物なので、他の歯の負担が減り他の歯の寿命を長くする事になる。(3)歯肉の上に乗っかっている義歯と違い、骨の中に直接入っているので天然の歯と同様によく噛める。(4)骨と歯肉が十分あるなら審美的にも美しく仕上げることができる。以上の様に利点はいろいろあります。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
2010年9月1日
白いプラスチックの詰め物について
保険診療でも白いプラスチックの詰め物を使うことは認められています。どういう場合が適しているのでしょうか。白い色のいろいろな段階、傾向を選べるプラスチックは前歯の治療には最適です。、奥歯であっても、歯の端が少しかけているぐらいなら、歯の真ん中がわりと大きく欠けていても詰めることはできます。逆に奥歯で真ん中は少ししか欠けてはいないが、端が大きくかけていると、詰めても端の部分がわれてしまうことがあります。こういう場合は金属の方が向いています。強い力のかかる所は金属で、あまり力のかからない所はプラスチックが原則だと思います。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院