下の顎がぐっと大きくなる時期は背がぐっと伸びる時期と一致しています。
つまり女の子では13才から14才(中学1年生から2年生)にかけて背がぐっと伸びて、
下顎もぐっと大きくなります。
男の子では17才から18才(高校2年生から3年生)にかけて背も下顎も大きくなります。
この時期を使って下顎の成長を引き出し、上顎の成長を抑制できれば、上の歯が出ている
上顎前突を治すことができます。
その逆に下の顎が出ている下顎前突の場合はこの時期にできるだけ下顎の成長を
抑え、上顎の成長を引き出さなくてはなりません。よって下の顎が遺伝的にぐっと出て
くることが予想される場合はどんなに上の歯が重なっていても抜いてはいけません。
できるだけ上のアーチを広げて下顎の成長が終わるのを見届けてから上の歯を抜く
必要があるかきめるべきです。
埼玉県 北足立郡 伊奈町 寿 服部歯科医院