歯ブラシのかたさについては硬い毛先でないと磨いた感じがしないという人もおられます。
私はどうかといえばふつうのかたさの歯ブラシを使っています。
理由①歯ブラシの毛先があまりかたいと歯肉に傷がつきやすいから。
歯ブラシはある程度幅があるので歯だけを一生懸命磨いているつもりでも、実際は歯の周りの
歯肉もいっしょに磨いています。その時歯ブラシの毛先がかたいと歯肉に傷がつきます。
その傷が大きいと歯肉が下がってしまうのです。そうなると歯が知覚過敏になり、冷たい
物を飲んだりするとしみることになります。
理由②歯ブラシの毛先があまりかたいと歯のセメント質や象牙質が削れてしまうから。
歯の表面にあるエナメル質は歯ブラシで磨いたぐらいではけずれませんが、その下にある
セメント質や象牙質は硬い歯ブラシでごしごし磨いていると削れてきます。歯肉が下がって
セメント質が見えてくるとどんどん削れていきます。審美的にも歯が長く見えることになり
あまり良くありません。特に研磨剤が多く入っている歯磨き剤を使うと顕著に現れてきます。
埼玉県 北足立郡 伊奈町 寿 服部歯科医院