3才児検診で反対咬合と言われたとします。まだ乳歯ばかりなので5才から7才に
かけて上下の前歯が永久歯に生え変わった時に、自然に反対咬合から普通の
咬み合わせに変わることがあります。しかしやはり永久歯に生え変わっても
反対咬合になってしまうことも多いのです。
どうすれば永久歯に生え変わった時にできるだけ反対咬合にならないようにできるので
しょうか。私は乳歯の段階で反対咬合を正常な普通の咬み合わせに治しておくのが
最も良いと思います。反対咬合のままだと上の顎の成長を下の前歯が押さえることに
なります。上の顎の成長は10才がピークなのでそれまでにできるだけ伸びやかに
成長させるのが良いと思います。1度普通の咬み合わせに戻ると上の顎が正常な
発達になります。それでも油断せずに家族の遺伝的な影響もあるので、5才から7才の
上下の永久歯の生え変わりを注意深く観察して問題がないことを確認すべきです。
埼玉県 北足立郡 伊奈町 寿 服部歯科医院