アラビアン・ナイト(千夜一夜物語)を王妃シェエラザードが、暴君シャリアール王に千一夜にわたって語って聞かせると言うものです。リムスキー・コルサコフはこの曲について楽譜の扉に次の様に書いています。「サルタン・シャリアールはすべての女を不貞と信じ、結婚初夜を過ぎると、その王妃を殺す決心をした。だが、何人目かの王妃になったシェエラザードは、一千一夜の間、王の為に面白い物語を続けた。王は話の続きを聞きたく思って、王妃を死刑にするのを一日一日と延期しなければならなかったのである。そしてついにその恐るべき決心は取り消されるのだった。」
リムスキー・コルサコフはロシアの作曲家です。元々は海軍士官でした。この曲を1888年44才の時に作曲しました。
この曲は4つの楽章からできています。どの楽章も素晴らしいですが、私は第3楽章「若き王子と王女」が特に好きです。この上なくロマンチックなメロディに魅了されてしまいます。
お薦めの演奏は、レオポルド・ストコフスキー指揮ロンドン交響楽団です。全盛期のハリウッド映画音楽の様な豪華で華麗な演奏です。1964年9月にロンドンのキングズウェーホールで録音されました。
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2010年5月22日
リムスキー・コルサコフ作曲交響組曲『シェエラザード』
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