乳歯列期(5才ごろまで)から混合歯列期初期(6才から8才ぐらい)の骨格性反対咬合は
そのほとんどに上顎の発育不全があります。したがってこの時期の治療はできるだけ早期に
上顎の発育を促進させて、上顎と下顎の調和をはかり、この後正常な発達を目標とします。
混合歯列期中期(9才から10才ぐらい)の骨格性反対咬合は上顎骨の旺盛な発育が
10才ごろまでなので、できるだけ短期間に効率よく上顎を発達させることが重要です。
混合歯列期後期(11才から12才ごろ)の骨格性反対咬合は上顎骨の発育が終わりに
近づきつつありますが、それでもまだ拡大させる余地はあるので拡大させて上下のバランスを
取ることが重要です。
永久歯列期(13才ごろ以上)の骨格性反対咬合は女子は12才ごろから15才ごろに
下顎が大きくなってくるので、13才以下ならできるだけはやく少しでも上顎を拡大した方が
良いです。男子は15才から18才ごろに下顎が大きくなるのでそれまでにできるだけ
上顎を大きく拡大できるかがポイントです。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院