子供の顎が旺盛に大きくなる時期は上の顎では10才頃までなのです。
上の顎は出生直後の発育がピークで年齢とともに低下します。上顎骨の発育は、縫合、
軟骨結合、骨添加の順番で進みます。10才頃までには骨体の発育が終了するので
10才頃までに上顎の縫合や軟骨結合の発育不全を改善すると効果的です。
3才頃には乳歯が生えそろい、5才から6才にかけて乳歯から永久歯に下の真ん中の
前歯が変わり、7才ぐらいで上の真ん中の永久歯4本下の永久歯4本ぐらいになります。
そのころから矯正をはじめるのが理想的です。
なぜかと言うと7才ぐらいだとまだ上顎の大きくなる時期なので、矯正装置をつけて上顎を
拡げるようにすると簡単に反応します。8才ぐらいまでに上顎の前4本がきれいに並ぶ様に
しておけば後の治療が非常に楽になります。
下の顎の成長のピークはもっと後ですが、7才から10才ぐらいの時に咬み合わせがあまり
ずれないように下顎にも装置をいれておけばきれいな咬み合わせになります。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院