矯正をして歯を動かそうと思えば何才でもできます。しかし矯正の目的は歯を動かす
ことではなくて美しい歯並び、美しい顔立ち、きれいな咬み合わせを実現することだと
思います。
その場合考えとしては2つあると思います。
①成長がほとんど終わった中学生、高校生ぐらいから本格的に矯正をする。小学生の
あいだは不確かな成長が残っているので、補助的な治療にとどめて様子をみる。
このやりかたの最大の欠点はせっかく10―11才までに上顎の成長があるのにみすみす
その機会を引き出さずに終わってしまうことです。またそれ以後の下顎の成長に対しても
十分コントロールすれば歯を抜かずにきれいな歯並び、顔立ち、咬み合わせが獲得
でる確率が高いのにその機会を逃がしてしまうことです。
②7才ぐらいから矯正を始めて11才か12才にきれいな歯並びに仕上げる。
上顎と下顎の成長をうまく引き出し、またコントロールすれば乳歯が永久歯に生えかわって
いくにつれて美しい歯並び、美しい顔立ち、きれいな咬み合わせを獲得する可能性が非常に
高くなります。9才、10才、11才の年齢が上がるにつれて上顎の成長が少なくなり矯正の
コントロールがやりにくくなります。矯正を始めるのに最適な年齢はズバリ7才です。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院