歯周病菌の毒素に反応して歯のまわりの組織は毒素を薄めるために滲出液を出します。
歯のまわりに炎症が起こり歯肉が腫れます。そこで歯の歯肉に近いところの歯周病菌の
多くいるところがきれいに磨かれれば自然に治ります。骨が減らずに治れば、単なる
歯肉炎です。
ところが遺伝的に歯周病菌に弱い人の場合、3-6ヶ月に1度歯周病菌を減らさないと
歯のまわりに炎症が起こります。炎症がひどく、長く続くと骨がとけていきます。
歯のまわりの骨がとけて、歯のまわりの骨がなくなるという事は歯をささえているものが
へるという事ですから歯はグラグラしてきます。
最初あった骨の半分ぐらいがなくなった時から歯の動揺はそれなりに感じられるように
なります。3分の2の骨がなくなるとかなり歯が動いてきます。
4分の3の骨がなくなると隣の歯と連結しないと維持するのはむずかしくなります。
5分の4以上の骨がなくなるとグラグラがひどくなり歯を残すのが困難になります。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院