インプラントは骨の中に埋め込みます。そしてインプラントと骨がしっかりくっ付くのを待ちます。
インプラントと骨の間は緊密にくっ付いていてその間には何も入っていません。そのため
インプラントの上から力を加えてもインプラントは沈下しません。
それに対して普通の歯は骨と歯の間に歯根膜というクッションがあります。血管や神経などが
入っています。また上から力が加わると歯根膜があるので歯が沈下します。
インプラントを入れた場合定期的な検診が必ず必要です。理由の1つは上の顎と下の顎が
咬み合った場合、歯の部分は歯根膜があるため沈下します。しかしインプラントの部分は
沈下しないので、同じ高さに調整しておくとインプラントの部分が先にあたり負担過重となって
インプラントの寿命が縮まります。そこで歯の沈下量だけインプラントを低くしておきます。
ところが歯の部分は磨耗するので、時々インプラント部分が強く当たらない様にかみ合わせを
歯が磨耗した量だけ低く調製する必要があるのです。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院