レモン2・1、グレープフルーツ3・2、オレンジ3・5、みかん3・6、これは柑橘系果物のペーハーです。
いずれも歯の表面のエナメル質が溶けるペーハー5・5より低いので、健康に良いと思って毎日
食べていると何ヶ月かすると歯、特に下の歯がしみたり痛くなってくる事があります。
レモン、グレープフルーツ、オレンジ、みかんなどの柑橘類の多くにはクエン酸が含まれています。
クエン酸は体液をアルカリ性にし、健康に良いとの理由からその効果に注目が集まり、食べ物や
飲み物に含まれています。ところがクエン酸は酸蝕能が大きく、柑橘系の果物を毎日食べていると
高い確率で歯の表面が溶けます。
50才後半から60才以上の人でもともと歯がすりへっている人が手の甲の老人班を少しでも薄くしようと
グレープフルーツを毎日食べていると3ヶ月ぐらいで歯が痛くなってくる可能性があります。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院