ペーハーの値が7以下が酸です。ペーハの値が5・5以下の飲食物だと歯の表面のエナメル質が溶ける
可能性があります。体に良いといわれている黒酢はペーハ3・1です。黒酢はペーハー5・5以下なので
口の奥に溜めながら何年か続けて飲んでいると、歯の表面のエナメル質がとけて歯がしみる可能性が
あります。黒酢はペーハー3・1の強酸です。しかしある炭酸飲料水はペーハー2・9、他の会社の同じ
ものはペーハー2・2です。つまり黒酢よりもさらに酸性が強い歯の表面を溶かす飲み物だということです。
それを2年以上飲み続けていると歯の表面のエナメル質が溶けて冷たい物がしみる可能性があります。
市販の飲み物のほとんどは酸性飲料です。炭酸飲料水の含まれている砂糖が多いか少ないかは、歯の
表面のエナメル質が溶けるかどうかには差はありません。炭酸飲料水のペーハーが小さいかどうかが歯の
表面のエナメル質が溶けるかどうかに関係しています。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院