永久歯(大人の歯)が全部そろっている人と全部なくなっている人では胃腸の具合はどう違うでしょうか。
永久歯が全部そろっている歯が良い人の間でも差があると思います。つまり歯で十分に何回も咬んで
食事をした場合は唾液と食物が十分に混ざり合い、食物の胃腸での消化がよくなります。
また十分に咬むことによって胃腸の働きも良くなります。それに対して永久歯が全部なくなっている人は
たとえ、きちんと義歯を作って使っていたとしても自分の歯と比べると、物を咬む力は何分の一になって
しまいます。これでは硬いものはうまく噛み砕けないし、十分な唾液と食べ物の混じりあいは期待できません。
それだけ胃腸に負担がかかり、胃腸には良くありません。歯こそは最初の消化器官なのです。
強烈な酸のでる胃腸に物を丸呑みすれば物が溶けてしまうので良いという考えでは胃腸に負担がかかる
ばかりで良くありません。十分に咬むことが胃腸の調子を良くするのです。口のなかでよく咬んで咀嚼する事が
消化の第一歩なのです。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院