顎の骨の幅と厚みのないケースはむずかしいケースです。上顎の場合、1番目から3番目までの歯の所に
インプラントを入れようとした時、幅がないと細いインプラントすら入れられない事があります。また
厚みがないと奥行きがないわけですから、骨の部分に長く入っているインプラントが入れられない事になります。
骨の部分に短く入っているインプラントが入れられたとしても、骨に入っていない部分が長いインプラント
という事になりますから、頭でっかちのインプラントになり、長期的には不利なインプラントになります。
上顎の4番目から7番目の歯の所にインプラントを入れようとした場合、元々上顎洞という空洞が5番目と6番目の
上にあります。骨の厚みがないと上顎洞までの骨がほとんどなくなり、場合によっては骨の厚みが1ミリという事が
あります。これではインプラントを入れるのはむずかしいです。歯周病で骨が溶ける前にインプラントを入れた方が
いいです。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院