子供のあごの大きさは小さくなっているか。という特集が何年か前の歯科専門雑誌に
のっていた。そこでの結論は小さくはなってはいない。ということだった。しかしこんなに
肥満児がでるほど栄養が良くなっているのだから、あごが大きくなっていても何の不思議も
ないのであるが、あごの大きさは余り変わっていない。これはやはり柔らかい食べ物が
増えて、何回もかまずに飲み込んでしまうからではないだろうか。使うものは発達し、
使わないものは退化する。この原則を考えると栄養面から考えるともっと大きくなってよい
はずのあごの大きさが十分かまないうちに食べ物を飲み込んでしまう為に,今の大きさに
とどまっているのではないだろうか。逆に歯そのものの大きさは大きくなっている。
これがむし歯は減っているのに、小学1年生の段階ですでに10人中4人の歯ならびに
問題がでている原因なのではないかと思う。要するに歯の大きな子は小学1年生から
小学2年生の時に1度、今の歯ならびの状態を歯科医院でみてもらうのが良いと思います。