そもそも歯周病はどうしてなるのでしょうか。
口の中の常在菌の5種類ぐらいの菌が主たる原因だと言われています。
それらの菌が歯のまわりに薄いフィルム状にくっ付きます。それらの菌には
歯のまわりの歯肉などに対して毒性があり、その毒に反応して腫れるのが
歯肉炎であり、歯周炎です。骨まで影響がおよんでいないのが歯肉炎で、
炎症が骨までおよんでいるのが歯周炎です。歯周炎になっていると言う事は
若い時より歯のまわりの骨がなくなっているという事です。
原因をなくせば症状は良くなるわけですから、歯周病菌をなくせば良いわけです。
ところが歯周病菌はいつも口の中にいる菌です。これを全部なくすのはほんの一時期なら
可能かもしれませんが、まず無理です。歯周病菌にターゲットのあった薬を使いつつ、
歯のまわりについた歯周病菌を歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシなどできれいに
取るのが最も良い方法です。