グリーグ作曲ピアノ協奏曲
（４）１３才から矯正した場合
普通は永久歯を抜かないときれいな顔だちになりにくいと思います。ただケースによっては
永久歯を抜かずに歯並びも顔だちもきれいにいく事はあるかもしれません。
矯正する場合重要なことは歯並びがきれいに並べば良いだけでなく、顔全体のバランス、
前からはもちろんの事ですが、特に横や斜めから顔を見た時に美しく感じられるかです。
たとえば３番目の歯が外にでている八重歯の１３才の女の子が来院したとします。
１本の歯も抜かないで治療する事にします。３番目の犬歯を歯列の中に入れるには
１番目と２番目の歯を前に出すか、または４番目の歯を後ろへ下げなくてはなりません。
１番目と２番目の歯を前に出した場合、口元が今までより出た感じになります。はっきり
言えば少し、場合によってはかなり出っ歯な感じになります。歯並びはきれいになったけれども
口元は出っ歯になって良いのでしょうか。４番目の歯を後ろに下げるのは非常にむずかしいです。
なぜなら４番目の歯を後ろに下げようとすると５番目、６番目の歯をうしろに下げなくては
なりません。しかしこれはほとんど不可能です。なぜなら７番目の歯がふつうはあってそれが
これから出ようとしているからです。このようにこの年齢から矯正をやる場合は歯を何本か抜く
ことで歯並びをきれいにすると思ってください。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
