歯周病菌に強い遺伝子の家系の人と弱い家系の人がおられます。弱い家系の人がタバコを20年以上吸い続けるとかなり重症の歯周病になる可能性が高いです。タバコによって末梢の血管がダメになり、歯周病菌の毒素に対抗できなくなり、歯の周りの骨が溶けてなくなっていきます。若い女の人でやせる為に、タバコを吸う人がおられるみたいですが、それでよいのでしょうか。中年になって義歯になっても良いのですか。ひどい場合は総義歯になっても良いのですか。よくお考えになった方が良いと思います。
埼玉県伊奈町服部歯科医院服部行孝
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歯周病菌に強い遺伝子の家系の人と弱い家系の人がおられます。弱い家系の人がタバコを20年以上吸い続けるとかなり重症の歯周病になる可能性が高いです。タバコによって末梢の血管がダメになり、歯周病菌の毒素に対抗できなくなり、歯の周りの骨が溶けてなくなっていきます。若い女の人でやせる為に、タバコを吸う人がおられるみたいですが、それでよいのでしょうか。中年になって義歯になっても良いのですか。ひどい場合は総義歯になっても良いのですか。よくお考えになった方が良いと思います。
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真ん中4本の永久歯の全部の大きさを足したものが真ん中4本の乳歯の全部の大きさより11ミリより大きければ上顎を拡大してもきれいに永久歯を並ばせるのはむずかしいと思います。6ミリより小さければきれいに永久歯は並ぶと思います。6ミリから11ミリの場合はまずやってみて、並んでかつ歯の位置が満足できるのならそれで良いし、満足できなければ全部が永久歯に成り、かつ成長が終わってから歯を何本か抜いて顔の形を整える事になります。
上顎は出ていて、下顎はひっこんでいる場合、下顎の成長を引き出そうとしたがうまく成長しなかった場合、いくら真ん中の上下4本きれいに並んでいても出っ歯の感じが取れないと思います。上の歯を成長が終わってから左右1本ずつ抜くことになると思います。7歳ごろから始めてすべてがうまくいけば良いのですが、成長と言う問題があり女の子なら中学、男の子なら高校になってから最後の仕上げをする必要があります。
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10歳ぐらいで上下真ん中4本がきれいに並んでも安心できないのは、もともと反対咬合で上を拡大したけれども、噛み合わせが浅いケースです。女の子だったら13歳から14歳ぐらいに、男の子だったら17歳から18歳に身長が伸びた時に下顎もぐっと出てくることがあります。こういう時はできるだけ下顎の成長を押さえてかつ上顎を拡大するしかありません。それでも下の歯が出ている場合は下の歯を両側1本ずつ抜くしかありません。
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乳歯と永久歯はどれぐらい大きさが違うのでしょうか。1番 真ん中の歯どおしでは、永久歯の方が上2・2ミリ、下1・8ミリ大きいです。2番目の歯では、上1・4ミリ、下1・3ミリ永久歯の方が大きいです。3番目の歯では、上1ミリ、下0・9ミリ永久歯の方が大きいです。4番目の歯では、上は0・1ミリ永久歯の方が大きいですが、下は1・8ミリ乳歯の方が大きいです。5番目の歯では、上は2・4ミリ、下は3・2ミリ乳歯の方が大きいです。よって乳歯よりかなり大きい永久歯の真ん中の4本がきれいに並べば普通は後ろの永久歯もきれいに並びます。
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乳歯列の段階(まだ1本も永久歯が生えてない状態)でも十分将来の歯並びが予想できます。この段階ですきまが全くないお子さんはまず歯並びは悪くなります。なぜなら前から片側5本ずつ合計10本の乳歯の長さより生えてくる合計10本の永久歯の長さの方が普通は長いからです。つまり1部の歯を除き乳歯より永久歯の方が大きいからです。歯と歯の間にすきまがあるお子さんはきれいに歯が並ぶ可能性が高いです。よって生え変わるといっても奥の乳歯に虫歯ができて、奥の歯が前に寄ってくるのは良くないことです。
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歯がぐらぐらしてから、あわてて歯科医院に行ってもある意味で遅いです。というのはぐらぐらの原因が歯周病ならぐらぐらしていると言う事は、歯の周りの骨がかなり溶けて無くなっている可能性が高いからです。そうならない為には、40歳を過ぎたら1度歯科医院に行って歯周病の検査をしてもらって、歯周病になっているか、なっているなら軽いのかひどいのか、どこが歯周病のなっているのか、どうしたら良いのかなど指導や治療を、骨が失われる前にやってもらうのが良いと思います。骨が多いほど、ぐらつきはとまり易いです。
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歯に穴があいていたり、詰めたものが取れて冷たい物がしみる時があります。この時は普通虫歯が神経からまだ離れていて虫歯の箇所をていねいに取って慎重に詰めればその日の中にしみなくなります。これに対して始めは症状が無かったか又は冷たい物だけがしみていたのが、熱い物がしみる様になったり、時々痛くなるようだと重症です。虫歯が神経に達しているか、又は極めて近くにきているかです。この時はうまく詰めても1日ぐらい痛みが出たり、痛みが止まらない場合は神経の処置をすることになります。治療回数も費用もかかる事になります。
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女性だったら16才以上、男性だったら20才以上この年齢もある意味では、矯正を始めるのに良い年齢かもしれません。本音を言えばこの年齢では患者さん側にとっては遅すぎるともいえるのですが、歯科医側にとって良い点は成長が終わっていて、いまある状態をいかに患者さんの希望どおりするかを考えればよいからです。逆に成長が終わっているので、大きく変えようとすると外科手術が必要となり危険を伴う事になります。やはり成長をうまく利用できる7才頃に矯正を始めるのが最も患者さんの負担も費用も軽くなると思います。
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7歳ぐらいが最も良いと思います。理由は9歳になると犬歯が出る可能性があります。犬歯が出てきてしまうと、真ん中の4本の歯がきれいに並んでない場合は処置に困ります。7歳から始めると乳歯が混在しているので、歯列を拡大して真ん中の上下8本がきれいに永久歯に生え変われば、後の歯は自然にきれいに生え変わる可能性が高くなります。8歳でも間に合う場合もあると思いますが、6歳ぐらいにまず歯並びをチェックして、矯正をする必要があるなら7歳か8歳から始めるのが最も簡単にかつ費用が安くなると思います。
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