フランク作曲ヴァイオリンソナタ
自分で言うのも何ですが、極力歯を抜かない治療をしているつもりです。しかし何事にも
限界はあります。患者さんの希望をかなえられるのが１番良いのですが、歯周病が進んでいて
骨がほとんど残っていない場合は２つの選択枝しかありません。１つはその歯を抜く。
もう１つは自然に抜けるのを待つ。これしかありません。
前歯でこのようなことが起こった場合１番困ります。なぜなら自然に抜けるのを待つとします。
ある時突然患者さんが来院されて前歯が抜けたから仮歯を入れて欲しいと言わる。けれども
抜けた所にインプラントをその場で入れて仮歯を作らない限り無理です。隣の歯の状況によっては
隣の歯に仮歯を作ってその仮歯を伸ばすことは可能です。これも無理だとなると型をとって入れ歯を
作るしかありません。その日にはできないし、入れ歯の針金をどこにかけるか考えなくては
なりません。針金の位置によっては審美的に目立つからです。前もって計画しておかないと
前歯のからんだ抜けた歯の仮歯は非常にむずかしいことがあるのです。
埼玉県 伊奈町 服部歯科医院
